「また不採用通知が来た……」
「私の占いは、そんなに当たっていないのだろうか?」
電話占い師としてのデビューを目指してオーディションを受け続けているのに、なかなか合格できない。
そんな状況が続くと、自分の能力そのものを否定されたような気持ちになり、自信を喪失してしまうものです。
しかし、はっきりとお伝えしたいことがあります。
あなたが受からないのは、決して「占いの能力が低いから」ではありません。
多くの場合、その原因はもっと別の場所、採用担当者が重視している「ビジネスとしての通話スキル」にあります。
この記事では、多くの実力ある占い師が陥りがちなオーディションの落とし穴と、採用担当者が密かにチェックしている「合否を分ける3つのポイント」を解説します。
参考サイト:電話占いならウィル
なぜ「占いの腕」だけでは受からないのか?
まず理解すべき大前提があります。
それは、電話占い会社はボランティアではなく、利益を追求する企業であるということです。
採用担当者がオーディションで見ているのは、単に「霊視ができるか」「カードの意味を正確に知っているか」だけではありません。
彼らが最も重視しているのは、「この占い師は、お客様にお金を払う価値がある時間を提供できるか?」 という一点です。
電話占いのユーザーは、1分あたり数百円という決して安くはない料金を支払っています。
どれだけ的中率が高くても、ボソボソと聞き取りにくい声で話したり、相談者の不安を煽るだけで解決策を示さなかったりする占い師には、お客様はつきません。
つまり、オーディションで求められているのは「的中率」以上に、「顔が見えない相手を安心させ、信頼関係を築くコミュニケーション能力」 なのです。
ここを履き違えたまま占術の勉強ばかりしていても、合格への扉は開きません。
オーディションで即不合格になる「3つのNG行動」
では、具体的にどのような行動が「不採用」に直結するのでしょうか。
模擬鑑定(実技試験)でやってしまいがちな、致命的なNG行動を3つ紹介します。
1. 結論を先延ばしにする「引き伸ばし」
「彼の気持ちですね……えーっと、少々お待ちくださいね……(沈黙)……うーん、そうですね、複雑なカードが出ていまして……」
このように、答えを出すまでに時間をかけすぎたり、無意味な沈黙を作ったりしていませんか?
対面鑑定であれば、カードをシャッフルする時間や沈黙も「雰囲気」として楽しんでもらえます。
しかし、分単位で課金される電話占いにおいて、無言の時間は「お客様のお金を無駄にさせている時間」でしかありません。
採用担当者は、
「意図的に時間を引き伸ばそうとしていないか?」
あるいは
「スピーディーに鑑定結果を出すスキルがないのではないか?」
と厳しくチェックしています。
2. 否定的な言葉や「D言葉」の多用
相談者は悩みを抱え、藁にもすがる思いで電話をかけてきています。
それなのに、第一声から「でも」「だって」「どうせ」といった否定的な言葉(D言葉)を使われると、心を開くことができません。
- NG: 「でも、それはあなたが悪いですよね」
- NG: 「だって、彼はもう冷めているから無理ですよ」
たとえ鑑定結果が厳しいものであっても、プロならば伝え方を工夫すべきです。
「厳しい結果が出ていますが、対策はあります」と、常に希望や改善策とセットで伝える姿勢がなければ、電話占い師としては失格の烙印を押されてしまいます。
3. こちらの話を聞かず、一方的に喋り続ける
「先生、私の話を聞いてください!」
電話占いの相談者の多くは、誰かに話を聞いてほしい、受け止めてほしいという強い欲求を持っています。
しかし、不合格になる人の多くは、自分の力を誇示したいあまり、相談者の話を遮ってまで鑑定結果を一方的にまくし立ててしまいます。
これでは「対話」ではなく「演説」です。顧客満足度は下がり、リピーターには繋がりません。
模擬鑑定を突破するための具体的トーク術
NG行動を理解した上で、どうすれば「合格」を勝ち取れるのでしょうか。
今日から実践できる、模擬鑑定突破のためのトーク術をお伝えします。
最初の10秒で「声のトーン」を1オクターブ上げる
電話占いにおいて、第一印象は「声」だけで決まります。
普段の話し声よりも意識的にワントーン高く、明るくハキハキとした声を出すように心がけてください。
「もしもし、お電話ありがとうございます。鑑定師の〇〇です」
この一言に、あなたの「頼りがい」と「優しさ」のすべてを込めます。
暗く沈んだ声や、自信なさげな小さな声では、相談者は「この先生に任せて大丈夫かな?」と不安になってしまいます。
受話器越しの笑顔は、必ず声に乗って相手に伝わります。
「主訴」を素早く掴み、オウム返しで安心させる
相談者が話し始めたら、その話の中で「何が一番聞きたいことなのか(主訴)」を素早く特定しましょう。
そして、それを短く要約してオウム返しします。
相談者: 「彼と最近連絡が取れなくて……LINEも既読無視だし、もう別れたいと思ってるのかなって不安で……」 あなた: 「彼と連絡が取れず、既読無視の状態が続いているのですね。別れを考えているのではないかと、ご不安なんですね」
これだけで、相手は「私の話をちゃんと聞いてくれた」「気持ちを分かってくれた」と深い安心感を抱きます。
このラポール(信頼関係)が形成されて初めて、あなたの占いは相手の心に届くようになります。
結果は「結論から」伝え、必ず「アドバイス」で締める
PREP法(結論・理由・具体例・結論)を意識して話すと、伝わりやすさが格段に上がります。
- 結論: 「鑑定の結果、彼はまだあなたに気持ちがありますよ」
- 理由(鑑定根拠): 「なぜなら、タロットで『休息』のカードが出ているからです。嫌いになったのではなく、今は仕事が忙しくて余裕がない状態のようです」
- アドバイス(具体的行動): 「ですので、今は無理に連絡せず、あと1週間だけ待ってみてください。その後に短い労いのメッセージを送るのが効果的です」
このように、「結果(Yes/No)」だけでなく、相談者が「次に何をすればいいか(Action)」まで導くことが、プロの仕事です。
それでも受からない時に見直すべきこと
もし、上記の対策を講じても受からない場合は、あなた自身の実力以外の要因が関係している可能性があります。
会社との「相性」とターゲット層のズレ
電話占い会社には、それぞれ「カラー」があります。「癒し系」を求めている会社に、ズバズバ言うタイプの占い師が応募しても、合格率は低くなります。
また、客層が若い女性中心の会社で、人生経験豊富な年配者向けの説教をしてしまってはミスマッチです。
落ちたからといって全否定されたと思わず、「自分のスタイルがこの会社と合わなかっただけだ」と切り替え、別の会社にチャレンジすることも重要です。
プロフィールと志望動機の再点検
オーディション(実技)に進む前の、書類選考の段階で損をしている可能性もあります。
「占いが好きだから」「空いた時間で稼ぎたいから」といった志望動機になっていませんか?
採用側は「ビジネスパートナー」を探しています。
「私の鑑定で、悩める相談者様を一人でも多く笑顔にしたい」「御社の〇〇という理念に共感し、長く貢献したい」といった、プロとしての覚悟と熱意が伝わる内容にブラッシュアップしましょう。
まとめ:合格はゴールではなくスタート
電話占いのオーディションに落ち続けるのは辛い経験ですが、それはあなたが「稼げる占い師」になるための試練でもあります。
今のうちに自分の話し方の癖や、コミュニケーションの課題に向き合えたことは、デビュー後の大きな武器になるはずです。
諦めずにトークスキルを磨き、あなたに合った会社を見つけることができれば、必ず活躍できる場所はあります。
自信を持って、次のオーディションに挑んでください。